今まで男性としてフィットネスクラブで男目線は書いてこなかった。恥ずかしい気がするからだ。今回は思い切って文体も変えて書いてみようと思う。
フィットネスクラブにいる会員さんは、季節関係なく軽装だ。建物内はどこも空調が管理されているが運動すれば体温も高くなる。スタジオ内では会員同士の距離も短くなりどこを見ても軽装の女性が視線に入る。そこに女性インストラクターも加わると軽装の女性を見ないわけにはいかない。
男が軽装の男を見るというのも気持ちの悪い話だ。スタジオ内で男が男を見るのは、視線に入ってしまったとき、動き方がわからなくなって参考にするとき、インストラクターが男のときくらいしか思い出せない。
女性に視線を合わせてしまうのは、本能的にといっていいと思う。ミニスカートの女性のスカートの裾を見てしまうのと同じことではないだろうか。本能的なのでキャミソールを着ていれば肩、チューブトップを着ていればお腹に視線が合ってしまう。
チューブトップを着ているのがインストラクターであろうと会員であろうとその人のおへそがどんな形だったか思い出せない。なぜだろう?僕の興味の対象ではないからだろうか?思い出せるのはお腹の横のライン、クビレだ。腹筋の形もなんとなく思い出せるが、一番はクビレ。胸・お腹・腰の横のラインには女性の象徴があるのかもしれない。
僕は体の部分よりラインを見ていることが多いような気がする。女性がフィットネスクラブで着ているボトムは体のラインがあらわれるものが多い。お尻が大きい小さい、脚が太い細いはあとで、先に見ているのはやっぱり体のラインだ。
上級者の体のラインがわかりやすいウェアの女性の動きは参考になる。特にダンス系のレッスンでは、それ風のカッコウをしているインストラクターよりどう動かしているのかわかりやすい。ほとんどの場合、そんなところをそんな風に動かすのは無理!と思ってしまうのだが。
ダンス系のレッスンで女性を見てセクシーだと思う動きはチェストアップだ。女性が胸を上に突き上げる動きはセクシーだしダンスのうごきとしても美しいと思う。女性のほうが、男性より大きく動かせる人が多いように思える。大きな胸の女性は動きが大きく見えるのかと思ったことがあるが、そうではないようだ。男女差があるのは骨格の違いのせいだろうか?
ラインではなく部分を見てしまうのは胸だ。お尻のほうがラインがはっきり出ているのだから、そっちのほうを見てしまう気もするのだが、思わず見てしまうのはなぜか胸だ。正確には胸の谷間だ。
プッシュアップでは胸の谷間があわられることが多い。以前、あるインストラクターから「プッシュアップの時は下(床)ではなく前を見るように。下を見ると首が下に曲がり動きが小さくなる。」と言われ、真面目に前を見てプッシュアップするようになった。前を見ないときでも、踵(あるいは膝)から頭まで直線になるようにしている。
スタジオの半分同士が向き合うようにプッシュアップする場合がある。このとき、前を向いた視線の延長線上に女性がいたら視線の焦点がフルオートで胸元に合ってしまう。さずがにそのままの姿勢でプッシュアップをするのは失礼なので首が曲がらないように床を見てプッシュアップをはじめる。
最近は前を向かず、床を見ておこなうことのほうが多い。
インストラクターの胸の谷間も見てしまう。インストラクターは会員より動きを1動作早くおこなう。会員がまだ立っているときに床に手をつくと胸の谷間が見えてしまう。見えてしまうと見てしまう。
プッシュアップしている最中でも見てしまうことがある。僕はコリオを覚えないので頼りはインストラクターの指示や周囲の会員の動きだ。プッシュアップのコリオは単純なので戸惑うことは少ないのだが、プッシュアップしている時間のほとんどは床を見ているのでインストラクターが見えない。するとインストラクターの声に過敏に反応してそっちを見てしまう。それが強度の低いオプションの説明だったり、ピークのときの励ましだったりするのはわかっているのだが、何か言い始めたと気がついたとたんに顔を向けてしまうのだ。インストラクターは会員のほうを向いてプッシュアップしていることが多いので胸の谷間に視線が合うのだ。
羨ましいのは、男性より肌を露出した服装でいられること。きっと男より涼しいんだろうなぁ。
上級者・初級者問わずある程度運動すれば体温が高くなる。男性で汗を沢山流していなくてもレッスン前の待ち時間に両足を広げて床に座っているのは、体温が高くなっているからだと思う。厚いときは涼しいものを求めてしまうものだ。
僕の場合は、座って汗で床が濡れるのが嫌なので立っていることが多い。我慢できる暑さなら床にタオルをひいてその上でストレッチなどをしているが、涼しいものを求めてしまうのは同じだ。
自分より肌の露出が多い服装の女性は涼しそうに見える。汗を流して熱そうな態度でも単純に服装が涼しそうに思えて見てしまう。自分のほうに体を向けている女性は視線が合うと気まずいので見ないようにしているが、背中を向けていたり、鏡越しに見える女性はつい見てしまう。そのときも不意に視線が合わないよう、スタジオ内のあちこちに視線を移すようにしている。
女性会員に比べるとインストラクターには視線を合わせ続ける時間が長い。運動を続けて代謝がいいからだろう、どのインストラクターも綺麗な肌をしている。会員より激しく動き、ずっと声も出し続けているのだから、いつも大変だと思う。胸元や背中に汗の粒があると美しいと感じる。こういうのを健康美というのだろうか。
ここで書いたことは日常茶飯事だ。フィットネスクラブに通い始めたころはドギマギしたこともあたが、慣れとは恐ろしいもので「やった!ラッキー♪」とは思わなくなる。時には、確かに視線は女性のほうを向いているのだが考えているのは「今日の晩飯は何にしよう」とかだったりする。体を動かしていないときなどはボーッとしているだけ、表情は普通にしていて頭の中は白いときもある。
また、長々と見ていることもない。これを読んでもらったら女性会員さんを長時間見ているように思えるかもしれないが、見ている時間はごく短時間で一瞬であることが多い。運動中に長い時間見ているのはインストラクターだけで、体ではなく動きを見ている。視線を向けているということであれば、時間的にはレッスン前の待ち時間が一番長いと思う。
インストラクターを除いて視線が向かいやすいのは、よく見かける常連さんだろう。鏡越しであっても自分より前方にいる女性のほうを見てしまいがちな気がする。
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